その先にあるもの

家は人生で一番大きな買い物と言われます。
その大きな買い物ですが、なぜそれが欲しいかってじっくり考えたことはありますか?

自然災害に強い家
温かくて過ごしやすい家
お洒落でカッコ良い家
自然素材でできた家

これら全て兼ね備えていれば言うことはありませんが
限られた予算でつくるものです。

では、何を一番重視すればいいか?

現在建てられている家というのは、震度6~7の地震に耐えるようになってるし
それなりの断熱基準というのも満足しています。
最近の災害を考えたらもっと丈夫にしなきゃってなりがちですが
人生スパンで考えると、100年に一度クラスの災害に対して
そこに予算をつぎ込むのもどうかと思います。

家そのものの性能や見た目にこだわるのではなく
この家を建てて自分たちがどんな暮らしをしたいのか
そこに焦点をあてれば家づくりもより明確になるでしょう。

例えば、家を建ててからも旅行はあちこち行きたいとなれば
家を無駄に大きくしなくていいし、豪華な設備や過度な装飾も必要ない
必要最小限の家なら無理の無いローン返済でゆとりのある生活ができます。

どうしても欲しい「もの」に焦点がいきがちですが
それを手にしてからの先にある暮らしをイメージすると
家に対する見方、価値観も変わってくると思います。