ウイルスの感染対策として今、「換気」が着目されております。
人が一日に呼吸する量は、なんと15,000リットル。ペットボトル10,000本にもなります。
肺はフィルターの役目も担っていますから、肺の負担を軽減する為にも空気を新鮮に保つことがいかに大切かわかります。
現在、新築される住宅は24時間換気が義務付けられているので換気扇はつけっ放し状態ですが、築年数の古い住宅はそのような決まりがありませんでした。
そうすると換気扇が付いているのは台所と浴室とトイレくらいでしょうか。
台所のレンジフードは運転音も大きいのでつけっ放しは抵抗があると思います。
トイレや浴室はさほど大きなタイプではない場合が多いので、できれば24時間つけっ放しにされると良いと思います。
そこで電気代が気になるかと思いますが、仮に24時間つけっ放しにしたとしても1台あたり1日10円~15円と意外に安価なんです。それで感染対策にもなりますしカビの抑制にも繋がります。
そこで一つポイントがありますが、どんなに性能の良い大容量の換気扇を回したとしても排気する量と同じだけ新しい空気を採り入れてあげる必要があります。運転する換気扇とできるだけ離れたところで給気口を設けるか、防犯的に問題のない窓を少し開けるなどしてください。その際、経路となるところのドアや戸を開けっ放しにして空気の通り道を確保しましょう。
収束の見えないこのウイルスに対して換気は家庭で安価にできる有効な対策です。ぜひ採り入れてみてください。