新築するならどんな工法がおすすめ?
家づくりをするのにどこへ頼んだらいいの?
素朴な疑問ですが、その建て方にもいろいろあるのです。
まず工法。
・木造軸組工法(在来工法)
・2×4工法
・木質パネル工法
・軽量鉄骨ブレース工法
・重量鉄骨ラーメン工法
・鉄筋コンクリートラーメン構造
・鉄筋コンクリート壁式構造
・プレキャストコンクリート構造
等々、聞き慣れない言葉がでてきましたね。
詳しいことはさておいて、建物を支える構造体には大きく分けて木造、鉄骨、鉄筋コンクリートと3つの材料があります。
この中でどの材料が良いのか?
それぞれ一長一短あります。
そこで、一つの参考意見として聞いてください。
おすすめする工法についてですが、それは迷うことなく木造軸組(在来)工法です。
日本では古くから行われてきたつくり方だからです。
高温多湿の日本の気候に適していますし、何より手掛けている業者が最も多いからです。
多いということは、それだけ業者を選ぶ際の選択肢があるわけです。
また、対応する部材も手に入りやすくリフォームなど、あとあと手を加えることになっても扱いやすいからです。
木造でも2×4工法などは?
地震に強いと言われるツーバイフォー工法ですが、元々は北米が発祥なので、どちらかというと先の在来工法の方が日本には馴染みがあるかもしれません。
2×4は後々の間取りの変更が難しいことと、窓が大きく取れないところがあります。
ただ面で支えるので確かに地震には強いと思います。
また、工場である程度加工されて現場で組み立てるので、大工さんの腕に頼らなくてもつくれます。
木質パネル工法というのもあります。
構造上はツーバイフォーと同じで、どちらも木造枠組壁工法になります。
その違いは、ツーバイフォーは組み立てに釘を使いますが、木質パネル工法では接着剤を使います。
また、木質パネル工法では、工場で断熱材や下地材などもセットされたパネルを生産して、現場では簡単な作業で済ませられるようにしています。
次に詳しく木造のメリットとデメリットについてまとめてみます。(他も併せて載せてみました)
新築を木造で建てるメリットは?
・建築費用を抑えめにできます。
・先に述べたように、日本の気候に合っています。
木造なら湿度を一定に保つことができるので結露やカビを抑えます。
・自由な家づくりができます。
リフォームするにも自由度が高いため家族構成などの変化に柔軟に対応できます。
・木は自然なもので昔から身近にあるものなので、住み心地がよく精神面でもリラックスできます。
やはり馴染みのある木造は安心なのかもしれませんね。
ちなみに鉄骨造のメリットも載せてみます。
・大空間が作れます。
・耐震性に優れています(揺れはします)
では鉄筋コンクリートのメリットは?
・鉄骨同様、大空間が作れます。
・防音性、耐火性、耐震性、気密性に優れています。
鉄骨と鉄筋コンクリートは似ていますね。
新築を木造にするデメリットは?
では次にデメリットも見ていきましょう。
・耐久性は鉄骨や鉄筋コンクリートより低いです。
・職人の腕により仕上りにばらつきがでます。
・他の構造よりも火災に弱い(燃えやすい)です。
(しかし木は中まで燃えるまでには結構な時間がかかります。表面が炭になると中まで簡単には燃えません。)
・木造は白蟻の被害を受けることがあります。
・地震の被害を受けやすいです。
・寿命が短いです。
・雨に濡れ続けると腐ります。
結構出ましたが、日頃の定期的なメンテナンスや対処により防げることが多いです。
ちなみに鉄骨造のデメリットは?
・木造より建築費がかかります。
・建物の重量があるため地盤が強くなければなりません。
・結露やカビが生じやすいです。
・ある程度の時間は火災に強いですが、鉄は熱伝導率が高いため一定の時間が経つと急激に弱くなり変形してしまいます。
・防音性があまりよくありません。
鉄筋コンクリートのデメリットは?
・建築費用が木造、鉄骨より高いです。
・建物の重量が重いため、地盤が強固でなければなりません。
・結露、カビが発生しやすいです。
・リフォームでの間取りの変更などは簡単にはできません。
デメリットも鉄筋コンクリートと鉄骨は似ている部分が多いです。
日本の家屋の9割が木造です。
長い歴史があるので安心で安全なんですね。
人工的なものよりやはり慣れ親しんだ木のほうが相性がいいのでしょう。
まとめ
工法やメリット、デメリット、おすすめについてお話ししてみました。
よく検討してお決めくださいね。