ミニマリストという言葉を聞いたことがありますか?
余計なものは持たず必要なものだけで暮らす暮らし方です。
ミニマリストとは一体どのようなものなのか、実際のところはあまり知られていないと思います。
ここではミニマリストのメリットやデメリットについて解説していきます。
また、ミニマリストに似ている言葉であるシンプリストについても、その違いはどのようなものなのかを
見ていきたいと思います。
その他、実際にミニマリストが断捨離して後悔したものについても触れています。
ミニマリストとしての暮らし方
ミニマリストとは…
持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人。
自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考え方で、
大量生産・大量消費の現代社会において、新しく生まれたライフスタイルである。
(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」より
ミニマリスト(最小限主義者)…物を持たない暮らしをしている人は一体どんな日々を送っているのでしょうか。
部屋の中には必要最小限の物しか置いていないので、気持ちもスッキリし、ストレスなく
暮らすことができます。
ミニマリストになるためには、必要なものと不要なものを見極めることが重要です。
似たようなものがあれば、ひとつだけ残し他は処分します。
よく考えて本当に必要だと判断し残したものは、大事にするし愛着が湧きます。
よく吟味し必要だと思う物だけを持てば、自分の心が豊かでいられるでしょう。
厳選した物だけ最小限に持つこと、このスタイルがミニマリストです。
ミニマリストになるには
ミニマリストを目指す場合、最初から全体的にミニマルにすることは難しいので、
一部屋から始めて徐々に慣れていくようにするといいでしょう。
思い切り過ぎず少しずつ手放して様子を見ながら進めましょう。
極める人はどんぶりひとつでご飯を食べ、ラーメンを食べ、コーヒーを飲むという徹底っぷりです。
なかなかそこまでするのは難しいですね。
本当に必要ないものから処分を始めましょう。身の周りを見れば処分できるものって結構あると思います。
悩んでしまうものは後回しでいいのかもしれません。
慣れないことなのでミニマリストの暮らし方ができるかどうか不安だという場合は、いったん物を隠して生活し、
本当になくても大丈夫かどうか試してみることをおすすめします。
また、見直しがなかなかできそうもない場合、これからの生活の中でよく考えて必要なものだけを買っていく
ということでも少しずつですが近づいていけるでしょう。
時間に余裕のある引っ越しのタイミングなら、チャレンジしやすいかもしれませんね。
ミニマリストのメリット、デメリット
ミニマリストの暮らし方のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
・物が少ないので掃除が楽で、時間短縮できる
・そのため自由な時間ができる
・探し物に時間を取られることがない
・物の場所が決まってるので整理整頓が苦ではない
・無駄に物を買わないのでお金が貯まる
・物と向き合うことにより大切にするようになる
・気持ちがすっきりとする
・良いものを長く持つので、無駄遣いしなくなる(浪費しない)
・片付けができることからしっかりした人に見られる
・物を少なくしておくことは終活になるので残された人にとってありがたい
デメリット
・必要になった時に手元になく、困ることがある
・買い物好きな人はストレスになる
・単純に物を減らすことだけを考えると、かえって不便になることがある
・周りの人に理解されずケチと思われる可能性がある
ミニマリストとシンプリストとの違い
ミニマリストと似たような言葉でシンプリストというスタイルがあります。
どちらも物が少ないというところは同じですが、ミニマリストは「とにかく物の数を少なく」を突き詰めますが、
シンプリストは、物を減らすことが目的ではなく、好きなもの、気に入っているものだけを持ち
シンプルに暮らす、という捉え方になり、理想の暮らしを得るために物を減らすというスタイルです。
ですので両者の考え方の基準は異なります。
ミニマリストは最小限で生きる
シンプリストはシンプルに生きる
というスタイルです。
シンプリストの部屋は好みの物だけを厳選します。
色や素材、デザインなどを統一し、シンプル、且つおしゃれな空間にしていきます。
好きなものに囲まれて暮らすことになるので心も充実することでしょう。
ミニマリストの最小限での暮らしが難しいと思う人にとっては、それほど難しくなく採り入れやすい暮らし方は
シンプリストの方と言えるでしょう。
まとめ
ミニマリストにはなれなくても、そのスタイルの良い部分を採り入れるということは素晴らしいことだと思います。
衝動買い・無駄買いをしない、良いものを大事に長く持つ、買う時は必要かどうかその物と向き合い、
すぐにいらなくなりそうなものは買わない…このような姿勢は物があふれる現代においてぜひ真似したいことですね。
ミニマリスト、シンプリストどちらの暮らし方も素敵ですが、生活しづらくなっては意味がありません。
完璧にできなくてもいいと思います。
心が豊かに、そして無理なく自分らしく暮らせることが一番ではないでしょうか。