介護で家族ができることは?ストレスにならないよう負担軽減するには?

介護が必要になった場合、家で生活するとなったらご本人は嬉しいと思いますが、ご家族の方はどうでしょうか。

ある日突然介護という負担が降りかかり戸惑う人もいることでしょう。

もちろん親を助けたいと思う人もいることでしょうが、気持ちがあっても何をしたらいいのかもわからないでしょうし、

そもそも仕事で忙しい世代ですので気持ちはあっても介護の現実に慌てるかもしれません。

ご本人よりその周りの家族がストレスにならないように、また、負担を軽くするためにはどうしたらいいのか考えてみたいと思います。

 

介護で家族ができること

まずは、在宅なのか施設なのか。本人の意向も取り入れながらどうするか決めていきましょう。

誰でも住み慣れた自宅で過ごしたいでしょうから、なかなか施設は受け入れられないかもしれません。

ただ、施設にすぐに入所できるとも限らないので、家での介護の知識や技術は持っていた方が役に立つでしょう。

なかなか判断が難しいところですが、まずは在宅で始めてみて、難しいと思ったら施設を考えてもいいと思います。

 

在宅の場合は、家族で役割分担から始めるといいでしょう。

決めていないと、押し付けあったり、時間のある誰か一人だけが負担を強いられたりするものです。

そうなるとおのずと不満も漏れてきます。

時間を取って家族間で話し合いをしてみてください。

介護の経験がない初めての人ばかりの場合は、なるべく家族一丸となって協力しながら臨みましょう。

もちろん、時間が取れる人とそうでない人はいることでしょう。

時間のある人にまかせっきりにならないように皆が協力する姿勢が揉め事にならない秘訣だと言えます。

 

併せて介護の費用についても決めておくべき事柄でしょう。

基本は本人の資産や年金を使うべきでしょうが、足りない場合どうするかということもあらかじめ決めておかなければなりません。

介護に時間が取れない人は費用面で協力するなどして不公平にならないようにするといいでしょう。

費用軽減の制度などがないかも調べてみましょう。

 

 

介護で家族がストレスにならないようにするには

自宅で介護をするようになると、身内なのでわがままになったり思い通りにいかなかったりと

介護する側もされる側もどちらもストレスが溜まりやすくなります。

認知が始まっていたりすると介護する側はなおさら大変になります。

ずっと続くことなので、介護疲れからうつになってしまう人もいます。

このストレスで悩んでいる人は大勢います。

数人で交替で対応するなどして無理しないことを心がけましょう。

 

体の疲れを残さない

慣れない介護で身体的に疲れが出るのはある意味当然です。

夜でも起こされることがあるのですから、なるべく休める時に休みましょう。

身体的な疲れは心の疲れにもつながってきます。

 

心の疲れを残さない

完璧にこなそうと思わず、大体できればいいと思うようにしましょう。

まわりの人と繋がり、なるべく人と話すようにして気分転換してください。

介護スタッフに相談できれば、ストレスをためない方法を教えてもらえるかもしれませんし、

介護する人の気持ちを理解して寄り添ってくれることでしょう。

 

 

介護する家族の負担を軽減

介護をする家族の介護疲れは心配ですね。

ストレスをためないように適度に力を抜いて思いつめないことです。

頑張りすぎると続かなくなってしまうので気分転換など自分なりにできることを準備しておいたり

交替で見るようにできるといいですね。

そして、まわりの人の手を借りる、相談するなど上手に頼るようにしましょう。

外部のサービスなども調べてうまく活用していけるようにするといいですね。

 

もし、ご自身で身の回りのことなどができるようなら、なるべく自分の事は自分でやってもらいましょう。

そうすることで自信もつき、頼りっ放しにならずにすみます。

また、家の中を住みやすくリフォームすることで負担軽減につながります。

 

どうしても大変なら施設を頼ればいいんだ、と頭の片隅に置いておけば少し気持ちが軽くなるかもしれません。

 

まとめ

介護が必要になった時に家族は突然大きな負担を強いられることになります。

ストレスをためないように家族で分担や交替で臨みましょう。

介護する側の精神的、肉体的負担を軽くできるよう、リフォームなどで室内環境の対策もしていきましょう。