おすすめの断熱材「セルローズファイバー」
断熱材には、自然素材で効果抜群のセルローズファイバーを!
断熱材はどれを選べばいいか迷っていませんか?
新築の予定がなければあまり知る機会がない断熱材。
グラスウールは知っているけれど本当にそれでいいのかな?他に良い断熱材はないのだろうか…
あるいは、断熱材なんてどれも一緒でしょう?という方もいらっしゃるかもしれません。
いろいろな種類の断熱材がありますが、当社では、天井や壁には断熱効果抜群の「セルローズファイバー」の使用をお勧めしています。
なぜなら、セルローズファイバーは断熱以外にも様々な優れた特徴を持っているからです。
セルローズファイバーとは
セルローズファイバーとは植物繊維のこと。断熱材としては、古紙を加工して、綿状に精製したもののことを指します。紙に含まれる繊維は、それ自体の内部に微細な空気層をもち、さらに繊維同士が複雑にからみ合うことで、また無数の空気層を作り出しています。
これを綿状に粉砕したものを、たとえば外壁と内壁の間に隅々まで隙間なく吹き込むことで、2重3重の断熱効果が得られるのです。
恐ろしい結露
断熱材を用いる場合に気を付けなければならないのが、結露です。
結露とは、冷たいビールを注いだグラスの表面に生じる水滴、あれのことです。空気中の水蒸気は暖かいところでは気体として存在していますが、ビールグラスの表面に触れて急激に冷やされると露点温度(飽和状態)に達し、水滴となるのです。
冬の外気と暖房で温められた室内の空気、夏の外気と冷房で冷やされた室内の空気の接点でも、同様のことが起きます。その原因となるのが、間違った断熱材の施工によるものです。
内部結露
結露はそれ自体が建物を腐らせたりするだけでなく、ダニやカビを発生させて健康を害したり、建物の大敵であるシロアリや腐朽菌の発生原因ともなります。なかでも恐ろしいのが、内部結露です。
外壁と内壁の間などに生じる内部結露は、見えないだけに、気がついた時には建物に致命的な損害を生じていることが少なくありません。
このセルローズファイバーは、他の無機質断熱材にはない調湿効果(吸放湿性)という特有の性質が、これらの問題を根本的に解決。欧米でも幅広く普及している断熱材です。
優れた吸音材
繊維の中にたくさんの空気胞があるため、高い吸音性を発揮します。それに加えて繊維同士が絡み合うことにより、厚い空気の層を保持しています。
この二重の空気層がダブル効果で音を吸収します。そのため、木造建物の階上で発生する歩行音等の騒音に対して優れた防音効果が得られるのです。
特に、2世帯住宅の上下階間や、シアタールームの間仕切壁間の防音対策として利用されます。
ホウ酸の効果
セルローズファイバーには、ホウ酸という物質が含まれています。
これは、医療や食品にも使用されるもので、自然界に普通に存在しています。
難燃性があり、セルローズファイバーが炎をあげて燃えるようなことはありません。(石油化学系断熱材は、燃焼ガスが心配です。)
また、防腐・防虫効果があり、ゴキブリ・シロアリ等の害虫を寄せつけません。
(詳しくはプレゼント小冊子「この本を読んでから建てよう」をご覧ください。日本の住宅の欠点を大胆に指摘した、家を建てるときの必読本です。)
小冊子ご希望の方はメールフォームお問い合わせ欄に「セルローズファイバー小冊子希望」とご記入ください。
他の断熱材との比較
セルローズファイバーと他の断熱材を比べてみました。
価格だけが気になりますが、一生住む家となれば、後々メンテナンスにかかってくる費用や
日々の光熱費、快適性等、長い目で見て納得できるのではないでしょうか。
断熱 | 気密 | 防音 | 調湿 | 防火 | 防虫 | 価格 | |
セルローズファイバー | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 3.0~4.0 |
ウレタンフォーム | 〇 | ◎ | × | × | × | × | 2.5~3.0 |
ポリスチレンフォーム | 〇 | 〇 | × | × | × | × | 2.0 |
ロックウール | 〇 | × | △ | × | 〇 | × | 1.0 |
グラスウール | 〇 | × | △ | × | 〇 | × | 1.0※ |
◎→〇→△→×の順に評価 ※グラスウールを1.0とした場合の価格比率