家計の見直しは固定費から
厳しいこのご時勢、いつもやりくりで四苦八苦する家計。
毎月入ってくるお金が変わらないのであれば、支出を見直すしかありませんね。
家計の見直しで大きく削減できる部分は、まず固定費でしょう。
固定費は最初面倒ですが、大きく減らせる部分なので真っ先に見直してみましょう。
光熱費や食費は大きく落とすことが難しいところですのであまりおすすめできません。
他、基本的なことかもしれませんが、よく言われるのが保険関係ですね。
若い頃、内容もわからず勧められるがままに加入してしまったっていうケースが多いんじゃないでしょうか。
年齢が上がるにつれて保険料も知らないうちに上がってたりしますから、ぜひとも見直しておきたい第一候補ですね。
自動車保険も同様です。
それから通信費。
今やスマホは一人一台は当たり前の時代ですから、家計に占める割合もバカになりません。
昔と違い、用件はメールやLINEで済ませるようにして通話は極力しない。するとしてもLINEの無料通話で…など。
なので通話料がかかるわけではなく一定額のパケット代が高いんですね。
格安キャリアに替えればだいぶ下げられますが、アプリの制限などがあるのでよく考えてからの方がいいでしょう。
家族割など入っているなら変更するとどうなるかよく検討したり、
キャリアによっては使う容量が少なければ下げられることもありますので、
携帯会社に相談して落とせる金額がないかどうか一度みてもらうといいでしょう。
固定費ではないですが、最後はご主人のお小遣いってことになりますね。
仕事柄お弁当を持っていけないこともあるでしょうから、少ないお小遣いの中で昼食代をまかなうのは大変なことです。
それなりのおつきあいもありますし、ご主人にとっては頭の痛いところでしょうが、
マイホーム取得のためならご主人にも協力をお願いして、ということになりますね。
納得してもらえる範囲でですけどね。
まずは今すぐにできる毎月かかる固定費の見直しから始めてみましょう。
マイホーム資金の賢い貯め方
固定費の支出の見直しをして、次に貯金をしようとなりますよね。
この貯金、現在の厳しい経済状況ではどのご家庭もどうやって蓄えようかと悩むところですよね。
決まった収入から決まった支出を差し引いて残ったのが貯金ということになると思いますが、
これがなかなか残らないんですよね。
子育て世代にとっては貯金なんてできるどころか取り崩す方が多いのではないでしょうか。
どうやって支出を減らそうかと考えても習慣みたいになってたら、なかなか改善するのは難しいものです。
そこで、まず無理なくできる貯金額を決めて毎月給料が入ったら、まず最初に貯金分を確保してしまい、
残った額で支出を賄うという方法にしてみましょう。
給与天引きにできると比較的楽に貯められると思います。
「余ったら貯金」という考え方ではなかなか貯まりませんよね。
ドキッとされましたか?心当たりがあるという方が多いのではないでしょうか。
貯める目安は一概には言えませんが、月収の2~3割くらい。
建築価格の1~2割を頭金として、そして生活予備費として3ヶ月~1年分くらいを考えておくと良いでしょう。
教育費がかかる頃は貯金ができないかもしれませんので、貯めるチャンスは結婚後から子供が生まれるまでです。
夫婦で稼ぐことができるいちばんの貯金時です。
また、昔と違い、稼ぐ方法も多様化しています。
勤めに出られなくてもいろいろな方法で稼ぐことができる時代です。
副業をしている人もいますし、不用品を売ってお金にしたり、主婦のお小遣い稼ぎも空き時間でできるものもあります。
徹底してやっている人はかなり稼いでいらっしゃいます。
今は拾ったものを売ってお金にする人もいるくらいです。
買い物も上手にポイントを貯めて得している人もいますからね。
ただ、マイホーム資金の事ばかりに気を取られて、残しておくお金のことを忘れないでくださいね。
いざという時のため、月収の3~4割くらいは確保しておきましょう。
家計の支出で大きいのは教育費
家づくりと教育費、全然関係ないように思われるかもしれませんが、大いにあるんです。
家づくりは人生の一大事業ですが、住宅を取得するための資金計画は、この先の人生に大きな影響を与えます。
住宅取得のための借金は、無理なく払えて、できれば定年までに完済することを考えると、
できるだけ若いうちにマイホームは手に入れるべきだと思います。
となると、子供はまだいないか、いたとしても幼稚園くらいの年齢で、家計に占める教育費の割合はたいした額ではありません。
そして子供の成長と共に教育費も増加していきます。
ある統計によると、子供を持つ親の月額平均教育費は30代で5万円、40代ではなんと10万円になっています。
少子化で全入時代とはいえ、中学生では通塾が当たり前の時代となっています。
中学受験となると小学校低学年からの通塾となります。
このことからわかるように、住宅ローンをかかえている世代に教育費が重くのしかかっている現状なのです。
このあたりをよく踏まえて住宅購入を考える必要があります。
まとめ
家づくりで重要な資金作りは、まず最初に、家計の中で大きく減らせる固定費の見直しからしていきましょう。
そして貯金については、貯め方などの方法を検討し賢く貯められるように。
その際、子供にかかる教育費のことも把握して、資金計画をしてください。
人それぞれの状況によって違いますので、貯金額は参考程度にお考えください。
マイホームのために無理をして、手元に残すお金のことを忘れないようにしてくださいね。