Q: 家を建てる時、方位や家相を気にした方がいいですか?
どこまで信じたらいいかわかりません。
よく、鬼門は玄関や水回りを避けるべき、と聞きますが本当のところどうなのでしょうか。
建築する時方位や家相はどう考えればいいか?
自然なものには神様が宿っている、と言われます。
土地の神様というのを聞いたことがあるのではないでしょうか。
工事が始まる前には地鎮祭を行いますし、敷地に植えられている樹木はむやみやたらに抜くものではない、
他の家の庭の木もその家の念が宿っているので移植しない方がいい、などと言われています。
そのようなことを聞いていると、土地の神様をおろそかにはできないな、と感じてきますね。
家づくりでどこに重点を置くか…家相なのか、使い勝手なのか、デザインなのか、人それぞれ違うでしょうから
一概には何とも言えません。
もし家族で話し合って一人でも家相が気になる人がいるのなら、それは少し気にしてみようよ、という
サインなのかなと思います。
昔の考えなので、今の家には当てはまらないことも多いでしょう。
家相を気にするにしてもがんじがらめになることはないのではないかと思います。
家相はどこまで信じるか?
もともとそのようなことは全然信じていない、という方もおられるでしょうし、言われなければ特に何も
考えずに進める、という人もいるでしょう。
反対に家相や建築時期まですべてみてもらって決めるという人もいるでしょう。
考えたから病気や事故に遭わない、考えなかったからよくないことが起こる…そんな○か×か、みたいな
簡単なことではないと思います。
よくお祓いしてもらっても事故や病気はします。
それを「大変な目に遭った」と思うか、「これくらいですんで不幸中の幸いだ」と思うのか。
これは個人の考え方の問題なのでしょうね。
心の拠りどころとしている人もいるでしょう。
目に見えないことなので誰にも何とも言えません。
あいまいに聞こえるかもしれませんが、気になった時は考えた方がいいし、気にならないならそのままでも
いいのではないかと思うのです。
ですが、やれることはやっておきたいと思い、それで少しでも気持ちが違うのなら、最小限でいいので
気にかけてみてください。
併せて建築時期についても年回りなど参考にするといいと思います。
気になる場合はよくお祓いしてもらいましょう。
鬼門は玄関と水回りを避けた方がいい?
鬼門と裏鬼門
鬼門は東北の方角、裏鬼門は南西の方角です。
鬼の通り道とされるので忌み嫌われる方角です。
最小限で気にするなら、家の入り口である玄関と、不浄なものとされるトイレや浴室、水や火のある
キッチンなどが、鬼門、裏鬼門に入らないようにします。
全部をよくしようとすると今度は間取りがうまくまとまらなくなりますので完璧にしようと思わない方が
いいでしょう。
2階建ての場合、2階もバランスよくと気にしたいところですが、まとまりがなくなるようなら1階だけ考えれば良いと思います。
鬼門、裏鬼門を調べる方法
方位を見る時にはまず最初に建物の中心を出さなければなりません。
これは間取りに対角線を引くことで出せますが、真四角な間取りなら簡単であっても、凹凸がある場合には
なかなか難しいものです。
方位盤という便利なものがあるのですが、持っていることは少ないでしょうから、間取りを作ってもらっている
依頼先に頼んで、鬼門、裏鬼門の方位を図面に書き込んでもらうといいでしょう。
神棚や仏壇
併せて他に間取りで気を付けたいところは、神棚と仏壇置場の位置です。
神棚の向きは南か東を向くようにし、人の出入りがある扉の上や、うす暗く人の出入りが少ないような
場所は避けましょう。
2階の間取りは神棚の上を歩くことがないようにしますので、2階は乗せないようにするか、歩くことができないよう
タンスや収納などにした方がいいです。
もしそれができない場合でも、神棚の上の天井に「雲」と書いた紙を貼ることで「この上は天である」
とすることができますので、何が何でも…と難しく考えなくても解決策はあるので大丈夫です。
仏壇は必ずしも和室でなければいけない、ということはありません。
和室のない間取りにすることもありますし、コンパクトなお仏壇もありますので、普段いるリビングなどでもいいと思います。
いつでも手を合わせられるところがいいのではないでしょうか。
ただ、神棚と仏壇を上下に配置するのは避けた方がいいでしょう。
どちらに手を合わせているのかわからなくなるからです。
そしてできれば少し離した方がいいでしょう。
絶対やってはいけないのは向かい合わせにすることです。
片方を拝んでいる時、もう片方にお尻を向けることになるので大変失礼に当たります。
まとめ
考え方、信じ方によるものなので、とてもあいまいな感じがするものです。
絶対ということはありません。
のちに何かあった時に悔やむかもしれないと思うなら、少し意識してみてはいかがでしょうか。