一式とは

意味としては「全てまとめて」とか「ひとそろえ」みたいなことですが、まさにそのとおり。

仮設工事 一式 ○○○,○○○円
基礎工事 一式 ○○○,○○○円

という表現は各工事の総括表にでてくるもので、各工事の詳細内訳書の合計をあらわしています。

 

これとは違って詳細内訳書のなかの一項目としてでてくることがあります。

例えば、カウンター造作(材工) 一式 ○○,○○○円 なるもの。

この「材工」という表現は、「材料費と取付手間を合わせて」という意味なんです。

 

この場合細かく表現すると

1.カウンターそのものの板の材料費
2.固定するためのビス、ボンド類の材料費
3.大工さんの加工取付手間賃

以上のような内容になりますが、材料(ビス、ボンド類など)を細かく表現するのが難しい場合があります。

ビスなど一本単位で売ってないものがあります。

 

また、この作業に大工さんがどの程度の時間を要するかで手間賃を正確に表現しづらいこともあり、「材工一式」という表現になってしまうのです。

なるべく、どんぶり的な表現は避けたいのですがこうならざるを得ないものも多々あることをご理解ください。