構造材について

建築でいう構造とは、建物を支える骨組みになります。

具体的には、

土台(基礎の上に横にながす木材)
大引(床を支える下地木材)
柱、梁、母屋(屋根を支える下地木材)

などがあります。

建物では、基礎に力を伝達する肝心な部分ですからどんな材料を使うかで強度や耐久性に影響します。

地面に近い部分では白蟻の蝕害に対しても配慮しなければなりません。

 

我が国では古くから桧が柱材として採用されてきました。

それにはそれなりの理由があったからでしょう。

木そのものの強さ、湿気や乾燥に対する耐久性など全ての性能に対して最高とはいかないまでも、トータル的に考えると桧が最も柱に適していると昔の人は知っていたのでしょう。

木造建築の歴史的建造物が今なお残っているのはコンクリートや鉄骨に劣らない、いやそれ以上の耐久性を持った優れた構造材が木であることを証明しています。