端柄材について

木工事のなかの「端柄材」について。

「はがらざい」と読みますが、語源はおそらく原木から材料をとる時、樹芯部分は柱等の構造材に使い、そのまわりの余った「半端な部分から製材されるもの」からきていると思われます。

どの部分の材料かというと、

垂木(たるき) :屋根の下地板を受ける長い木材
根太(ねだ) :床板を受ける長い木材
間柱(まばしら) :壁の下地で柱間に入る木材
窓台、まぐさ :窓の上下に入れる下地木材
筋交い(すじかい) :柱間に斜めに入れる木材

以上のような構造材の補助的なものになります。

柱や梁の加工は機械でやるのが一般的になりましたが、この端柄材も機械加工されるようになりました。

建築現場もどんどん合理化されて大工さんの仕事も減ってきてはいますが、木造建築はやはり大工さんの腕にかかってると言えますね。